みな意味があるのだと思う
見ていて不思議なことをするなあ、と思うことがある。
例えば相撲で土俵入りの時の作法とか、軍配が返るまで繰り返される仕切りとか。神事にはそういうものがたくさんある。数々の作法、あと特に興味深いが理解できない禹歩(うほ)とか。
みな意味があるのだと思う。私はそれを理解できない自分がまだ未熟なのだろう。なぜこんなことを書くのかというと、私たちの道具である白衣とマスクについて思うところがあるからである。
医学生の頃、白いのは汚れたらすぐにわかるようにと教えられたように思う。それもあるとは思うが、白色には周囲に病原菌を寄せにくい効果があるからだと今では思っている。手術室のガウンとかマスクが青だったり緑だったりするのが何故かよくわからない。冷静になるために青とか、緊張感の中でリラックスするために緑なのだろうか?
最近、黒いマスクをする人が増えている。世の中に逆説的なものが流行するのは常であるが、白と逆の効能があると考えられ、健康のためにマスクをするのであるなら黒は止めた方が良い。色にはファッションだけではない意味があるのだと思う。
2019年04月28日