耳鳴り

◇料金目安

初診で聴力検査をして薬をもらうと約2200円 (2016年末現在、ただし薬代は別)
再診で聴力検査をして薬をもらうと約1600円 (2016年末現在、ただし薬代は別)
血液検査をすると、さらに3000円程度のご負担が発生いたします。

 

◇診療方針

通常、耳鳴は治らない病気であると言われています。
実際に、診療をしていて困難を感じることもあります。通常使用する処方は、ATPという体内でエネルギーとして使用される物質と、ビタミンB12です。耳周囲の血流を改善して、神経に良い栄養を与える、というコンセプトです。

しかし、色んな薬の可能性を試してみると、道が開けることも少なくありません。まず考えられることは、ビタミンBはB1、B2, B6, B12と種類があり、相互に関連しあって代謝を進めています。ですから、まずはビタミンB複合体を処方するところから始めることもあります。

血液検査データを拝見して、ビタミンCやEの不足を感じとることもあります。その際にはそれらのビタミンを補うこともしています。ビタミンCは動物実験ではありますが、加齢による聴力低下の進行を遅らせることができるというデータがありますので、耳鳴にも有効である可能性があります。

私は漢方診療を始めてからは、たいていの場合、耳鳴を半分以下にはできるようになりました。様々な漢方薬を使うので、どの漢方薬を使用するとはお約束できませんが、体質から整えていくことができます。体調を整えるだけで、どんどん耳鳴が小さくなることも経験します。

その際に効果を確実なものにするために、食品添加物の多い飲食は止めていただくよう、指導をすることがあります。

 

◇漢方耳鳴外来

慢性的に耳鳴りでお困りの場合、予約制の漢方耳鳴外来も行っております。
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2017年08月31日