コロナ 原則だけでは通用しない?
食べ物でコロナウイルス感染を予防しよう!というサイトが散見される。
まあそれはそれでよいのだが、落とし穴があるように感じたので一応そのことを書いてみる。
邪が体表面に入ってくるのを抑えるのは、漢方の理論では発散性のある食べ物、紫蘇だったりネギだったりだろう。確かにそれで予防と言えるかもしれない。しかし、今回のコロナウイルスだが、邪が入ったことが分かりにくいという特徴がある。しかもその後に生じる反応は、自分で自分の細胞をやっつけるという反応である。これを制御するのに紫蘇やネギではどうなのか・・・?。
ウイルスが体内に入るまでは発散で予防としてはよいかもしれない。しかしウイルスが体内に入ったあとも発散性を強くしていくと、自分の細胞をやっつける作用を助長してしまう可能性があると考える。むしろ酸味のものを食べて、少し体のエネルギーの流れを内向きにして(収斂作用)、血管も引き締めて炎症をを抑えていく(血管透過性を抑制する)ようにするのが良いのではないだろうか?(そんなに効果があるのかどうか、やや疑問もあるが)そして今回のウイルスに関して思うのは、みな「詰まり感」がひどく出るので、体のエネルギーのめぐりを強くする作用(理気作用)が強いものが必要ということは間違いないところだろう。
私が見たのは薬膳研究家のサイトであったと思うが、ちょっと危うい感じがしたので、一応コメントしてみた次第。
2020年04月22日