Natureの記事から コロナウイルス関連

コロナウイルスにはスパイク状の突起があることが知られていますが、この突起は細胞との結合を強くするもの、すなわち感染力を強くするもののようです。そしてこの突起の作用はフリンという酵素で活性化されると書かれています。
フリンは肺、肝臓、小腸など多くの臓器にみられるということなので、こういう臓器では感染力が増す可能性があり、肺炎が重症化することにも影響があるかもしれないです。

しかし一方でフリンは多くの臓器にあるので、生体にとっておそらく重要な物質なのでしょう。この働きを抑えて感染力を減らすというのはやや現実的ではないというのが私の意見です。
それと感染が生じてすぐに免疫が過剰な状態になるのがこのウイルスの最も危険なところだと思っているので、免疫過剰のきっかけになる物質さえ分かれば、そこを止めるのが一番効果的かな、と思っています。

様々な研究が進んで新しい知見が得られることで、早期収束を期待します。

2020年04月27日