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東京の私の周りに限ったことですが、コロナウイルスの危険が大分薄れてきているのではないか?と感じることがあります。
まず一番気になるのは、インフルエンザB型が少し流行を始めていることです。ウイルスの流行は2つ同時には生じないと思います。インフルエンザが今年はおとなしかったのは、コロナウイルスが思っている以上に蔓延していたからだと私は考えています。そこでインフルエンザB型の人が複数確認されたということは、もしかするとコロナウイルスの伝播力が弱くなっているからではないか、という推測です。
もう一つは、気温が上がってきたことと、北海道、東北など寒い地域で広がり始めたことです。東京は人の密集度が高いので速くウイルスが広がりますが、東京以外の地方では比較的緩徐に広がっているのではないかと思います。現在、各地方で今生じていることは、東京の2~3週間前の状況なのではないかと推測しています。しかも現在、コロナウイルスに都合のよい寒い地域が感染拡大の中心であることも、コロナウイルスがだんだん寒い地域に追いやられていることの証左ではないかと考えます。
コロナウイルスは、まだ集団感染が南の地方に生じていることはありますし、決して油断はできません。しかし、感染経路が分かりにくい感染者が北に増えていることを考えると、人込みを避けさえすれば、だんだん危険は薄れてくるのかもしれません。
2020年03月02日
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季節が1か月早く進むということを経験したことがありません。
花粉症のピークも3月から2月に前倒し。
恐らくコロナウイルスも、気温の上昇とともに無くなっていくのではないでしょうか?
尊敬する根路銘先生の対談を読んで、なるほどと思いました。
花粉症も4月を待たずに収束の方向でしょうか??
ところが思わぬ気温の上昇で困ることがあります。気虚(エネルギー不足)です。
花が咲くように身体の気が緩み、いや!緩みすぎ、
身体から気が逃げてしまうような気虚を生じている方が多いように感じます。
疲れてもいないのに、エネルギーが失われている人が少なくありません。
そういう人は、花粉症でもないのにくしゃみがやたらでたりしてしまいます。
もしも自分もそうかな?と感じる人がいらっしゃったら、少し酸味のものを食べて、引き締めておきましょう。
もちろん漢方薬でも対応可能です。
2020年02月26日
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今年も花粉症の季節がやってきました。飛散開始日も少し早く、辛い期間が長くなってしまうかもしれません。
そんな中、新しい花粉症の薬が登場しました。注射剤で重症者だけが対象ということです。何年も前に先輩の先生から夢のような薬なんだよ、と治験段階の話を聞いたことがありましたが、どうもその薬のようです。私は使うのだろうか・・?
私は花粉症の症状を弱めるために、漢方薬、食事指導、生活指導とあれこれ考えてやっています。そういう指導はいらないから薬をくれ!という患者さんもおられます。でも私はそういう指導を入れていく治し方が正しい治し方であると信じているので、また口うるさく指導をしてしまうことがあるかもしれません。鬱陶しかったらご容赦を願います。
2020年02月21日
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厚生労働省から新型肺炎に関する受診の目安が発表されました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200217/k10012289041000.html
不安を感じた人たちが検査を希望して殺到するようなことがないと良いのですが。何故なら、既に不顕性感染者(症状がなく感染する人)は多数存在するはずであり、大した症状でなくてもタイミングが悪いと感染者とされてしまう可能性もあります。ほとんどの人が重症肺炎になるような報道がなされていますが、それは違うのではないでしょうか。
対応する薬がないのは確かなので、高齢者、妊婦、免疫の状態が良くない人は、かなり注意深く人込みを避けるなどの配慮が必要と思われます。しかし、基本的に元気な人にとってはふつうか、ちょっと酷い風邪程度で収まるものであり、日頃から免疫が下がるようなことを避けることが必要でしょう。あとマスクをしていても、長時間の接触により感染は広がっていくと思われるため、何より人込みを避け、他者との不要不急の接触を避けることが重要だと思います。
新型インフルエンザのときもそうでしたが、ひと通りいきわたると収束してきます。もう数週間かなと思っています。ただし、船舶に残っている人たちの動向には左右されるかもしれませんが。
2020年02月18日
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私は体調が狂わないように、他の人たちの何十倍も気をつけているということは、私をよく知っている人でしたらお分かりだと思います。それを医師として実践する中で、いろいろな状況にどう対応すべきかを常に考えて行動しています。もちろん私も何かをしくじって体調が悪くなることがないではありませんが、仕事量の割にかなり良い状態を保っていると自負しています。
一番大切だと思っていることはルーチンを崩さないことでしょうか?例えば、朝に30分のストレッチをしますが、これでさえも同じメニューで行います。そうすることで、体の小さな異常に気づけます。ほかにもたくさんのルーチンがあります。
そして感染症予防には、何といっても人込みを避けることですね。先日、混雑している電車への乗車を見送りました。やはり感染症が騒がれている昨今、長時間の電車への乗車は慎重にしています。
私は風邪の専門家と称していますから、風邪をひくわけにはいきません。予防できない者に治療はできないというのが私の考えです。こんなことを書いてしまうとさらに一層、日常生活を気をつけて送らねばなりませんね(苦笑)。
2020年02月14日
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現在、6年間の味覚専門外来のデータを全て見直しています。
現状は、治る人もいます。治らない人もいます。中途半端に治る人もいます。
自分の知識と経験を全てつぎ込んでいるつもりですが、まだ足りないのか治療の道筋に関する結論がなかなか出ません。医療の中でも恐らく最大級に難しい分野だと思います。この2か月くらいは、夜の余暇は全て味覚外来の整理と新中野の嗅覚外来開設の準備(いつになるやら・・)に没頭している状態です。
今度2月中旬に兵庫医大の味覚外来を見学にいきます。年末に慈恵医大の嗅覚外来を訪れたときには本当に参考になりました。今度も実りが何かあると期待しています。
笹塚本院の味覚専門外来は、あまりたくさんの患者さんを受け入れることはできませんが、お困りの方は電話で予約をいれてみてください。
新中野分院ではいずれ嗅覚専門外来を開きたいと考え、現在準備をしているところです。
2020年02月09日
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今日はとても寒いので、暖かかった昨日を考えると寒さが身に染みます。
さて、寒暖差について行かれない時には風邪をひきやすくなるので、衣服の防寒をどうするかをよく考える必要があります。他に寒暖差で注意が必要な病気といえば「めまい」です。
めまいはのぼせと共に生じることが多い病気ですが、疲れていて、あるいは胃腸を壊していて急に気温があがるとのぼせが強く出てしまい、めまいが生じます。案外めまいは注目されませんが、この2-3月は少し患者さんが多くなります。特に今年のような気候は要注意だと思います。対策は良い睡眠でしょうね。あとは暴飲暴食を避けることです。
イラストはめまいナビより
2020年02月06日
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英語学習をしている人は多いと思います。私もその一人ですが、今朝は驚きましたね。テレビでwalking pneumoniaという単語が出てきました。「歩いている肺炎」という意味ですが、先日、日本に上陸した新型コロナウイルスが、症状が出ない人が歩きまわって広がっていくことの表現だと説明されていました。
しかしAmerican lung associationのホームページを見る限り、感染力のある人が歩いている表現ではなく、あまり強く症状が出ていない状態の人で、健康に十分に配慮すべき人という意味のようです。油断すると発症するということがその意味であって、感染させて回る人という意味はあまりないか、あっても付加的な意味のようです。
2020年02月02日
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新型コロナウイルスはすでに日本で8人の感染者が確認されており、潜伏期間中に感染するという中国政府の発表や、バス会社関連の報道を考慮すると、あくまでも予想ですが、すでにこれは何百倍(もっと?)もの不顕性感染(症状がでないうちに受ける感染)者がいると推測せざるを得ません。しかしそのことで、知らないうちに免疫を獲得する人も出てくると思います。もちろん危険なウイルスだと思うので、封じ込めなど気をつける必要がありますが、みなさんは怖がるよりも自分の体調を整えることに集中し、人込みを避けるようにして、SARSの時のように時間の経過を待つのが良いと思います。
2020年01月30日
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花粉症の季節になってきました。
年々、花粉症の方は増えているわけですが、とくに目のかゆみの強い人が多くなっています。ステロイド点眼薬を使用するケースもないことはありませんが、眼圧が上がりやすいのであまり好んでは使用しないようにしています。
気づいたのは、目のかゆみを訴える方は、やたら忙しい、あるいはきちんとした食事を摂らない人が多いということです。外食が多くなると食品添加物摂取が多くなります。それにサプリとか薬をたくさん飲む人も多く、飲料も多様になっています。それらすべてに食品添加物が入っていると考えると、結構な量を摂取していて、これが一因になっているのではないでしょうか?
目のかゆみがでる皆さん、一度ご自分の食卓を見直してみましょう。それだけで症状を軽減できるはずです。
2020年01月26日