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技術革新や方法論の進化に伴って、どんどん物が古くなっていきます。しかし、いつの時代になっても普遍的なものは存在するはずです。私は、美こそがそれではないかと考えています。
アインシュタインがE=mc^2という等式を作ったことも、
そして(私が三井記念美術館で見た)円山応挙が圧巻の雪松図を描いたことも、
美は普遍的と感じさせてくれます。(2月4日までです!)
逆に美がないものは良いものでもいずれ崩壊するだろうとさえ感じます。良いモノ、良い団体、良い考え方なのだけど美がないので残念・・と感じることがたまにあります。
2018年01月23日
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本年最初のブログです(遅!)。本年もよろしくお願いいたします。
さて、ちょっとひどい風邪が流行っています。だるさの強い風邪です。インフルエンザほどではないけれど、なかなか抜けない。そして普通の風邪にしてはちょっとひどすぎる。。。
これは夏のウイルスによる風邪です。昨年は年末年始にアデノウィルスによる風邪が流行りました。これも夏風邪ですね。今年もその仲間のウイルスによる風邪が流行っています。夏だったらもっと高熱が出たりするのかもしれませんね。室内が温かいので、もう夏も冬も関係ないのかもしれません。
この風邪ですごくだるくなる人が少数いるので、インフルエンザと見間違えないように注意しています。
2018年01月17日
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舌痛症という病気をご存知ですか?
舌がやたらと痛くなる病気ですが、
見た目に舌には赤身もおかしなところも何もありません。
一般的には心因と思われているようです。
しかし・・・
患者さんの中には心因と指摘を受けて、
そんなにストレスなど受けていないし、
別にうつ病のようなこともないし・・・
という方も少なくないのではないでしょうか?
私は二つの原因を考えています。
一つは食品添加物。
食事の内容が悪い人は要注意です。そのことで
舌が痛くなることがあるので、食事の見直しを。
もう一つはビタミンBの不足です。
これは口内炎ができる人と同じく、
代謝がうまく回らないために、細胞が必要なエネルギーを
得られないために生じる痛みということです。
案外この2点は忘れられていて、心因という診断が
下されていることがあることを覚えておきましょう。
2017年12月26日
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みなさんは忘年会をいくつ抱えていますか?
飲酒の機会が増えるシーズンですが、耳鼻科の病気には
油断大敵の時期なのです。
飲酒は水と熱の負荷が体にかかります。すると湿熱という
状態になり、体液の循環が鈍くなり、様々な症状を引き起こします。
副鼻腔炎とか外耳炎とか。あとは頭痛なんかが悪くなりますね。
実際にこういう病気を慢性的に持っている人は飲酒が絡む
ことが多いように感じられます。みんなではありませんが。
<でも実は、耳鼻科の問題集(欧文ですが)には、
副鼻腔炎と飲酒はあまり関連がないとの記載がありました。
うーん、東洋医学的には間違いありませんし、経験的にも
飲酒との関連は深いのですが・・・。>
いずれにしても、この時期の飲酒の影響を和らげるのは
やはり睡眠ですね。飲み会ははしご酒にならないようにして
早めに休みましょう。
2017年12月19日
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私が写真家の吉村和敏さんと出会ったのは知人を通じてでした。
彼は本当に美を捉えるのが上手な人だと思います。極彩色と折り重なる影をうまく捕まえて、だれもが美しいと感じる写真を撮り続けている方です。
美は本当に重要だと思うのです。自分の生きている空間を考える静的な意味でも、仕事の有り様を考える動的な意味でも。美が感じられないものは、どんなものでもやがて廃れ、逆に美があればしぶとく生き残るのだと思います。私も吉村さんの美の世界に触れたいので、また時間を作って出かけようと思います。
今回の作品展は明日からソニーイメージングギャラリー銀座で28日まで行われるそうです。彼の写真は特に若い女性に人気がありますが、毎度のごとく、私のような男性が行っても十分に楽しめるはずです。
2017年12月14日
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先日、血液検査で運動不足が露呈してしました。
うーん、万全の状態と思っていたのに・・・。
しかし運動はどうしても続けられません。
大学のときには野球部で結構成績を残していましたが、
もう30年も前の話ですから・・。
先日はスポーツクラブもつまらなくて止めました。
いくら走ってもどこにも行かれないので(笑)。
唯一自分で続いているのはボウリングです。
]
実は私はハイスコア279 ハイシリーズ714という
ボウリングオタクなのです。
常にボールが3個、車に積んであります。
でも最近めっきり練習量が減りました。
中野サンプラザさんもご無沙汰ですし、荻窪にもボウリング場があると
患者さんに教えていただきました。
久しぶりにドカンと行ってみようかな。
2017年12月06日
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今日、午前の研修中にナルホドと感じたことがありました。
胃腸の弱い男性。いつも胃を温める薬(人参湯)を飲んでいます。確かに薬を飲むとよくなるけれど、飲まなくなるとすぐに不調になる。
どうしてだろう・・・?ということで、先輩の先生がいろいろ聞いたところ、毎朝1本バナナを、しかも冷えたヨーグルトと一緒食べるとのこと。これで相当胃腸を冷やしていたことが判明!
http://epoch.jp/rc/capsule/products/?detail=bananaobakeより
なるほど。体質もあるかもしれないけど、食生活だったのですね。南国の果物は胃が冷えますので要注意です。特に冬は身体を冷やさないことです。気をつけましょう。
2017年11月28日
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ヒマシ油のことを全く今まで知らなかった。
Wikipediaによるとトウゴマの種子から採れる油のことだそうだ。
先日、重症の湿疹の患者さんが自分でここまで治したと言ってきた。
ヒマシ油を塗っていたというのである。私は本当に驚いてしまい、調べていくうちに西洋でヒマシ油は19世紀までは医薬品として使われており、下剤的なものだったとのこと。(下はWikipediaから拝借した写真。過去のひまし油の宣伝だそうだ)
なるほど。
湿疹をデトックス的に治すということはあり得ると思う。しかし皮膚に塗っても効果があるのか・・。かなり驚かされた。
2017年11月19日
おすすめ
島根県の大根島で朝鮮人参が栽培されていることは知られていますが、
実は長野県でも朝鮮人参が栽培され、流通していることを知ったのは、
2年前の富山の学会のときに訪れた薬膳料理屋さんでした。
そしてこのたび、その流通している朝鮮人参を見つけて買いました。
九州屋というちょっと変わった食材をおいている店です。
値段もそんなに高くない。2年物の少し細身のものですが、
味もなかなかよく、美味しくいただきました。
朝鮮人参は「大補元気」。今日もがんばります。
2017年11月17日
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この4月から実践東洋医学講座に出席している。月末の日曜日を潰されるのは、体力的には困ったものだが、このシリーズは本当に臨床や研究のヒントが数多くあり有意義である。
29日の講義ではまず、温病について。これは本当に学ぶ価値のある学問であり、かつ私の欠落した部分であることを認識した。私が抗生物質を生薬で作ろうとしている研究内容に大いに影響を与えるであろう内容だった。
興奮冷めやらぬうちに、次の丸薬作成の実習。私の心の師の一人である笛木先生の素晴らしい講義と実習。丸薬づくりとはこんなに面倒で楽しいものかとつくづく考えさせられました。
また次回が楽しみです。
2017年10月31日